「投資信託を始めてみよう!」と思って商品を選んでいるけれど、どれが良いのかわからない…。
そんな方は多いのではないでしょうか?
中には「なんとなく人気がありそうだから」「ランキングで上位だったから」という理由で選んでしまう人もいるかもしれません。
しかし、投資信託には「手数料」という落とし穴があります。
手数料を意識せずに選んでしまうと、長期的に大きな損失につながることも。購入時手数料・信託報酬・売却時手数料など、知らないうちにコストが積み重なり、資産形成の妨げになってしまいます。
では、どうすればいいのでしょうか?
結論から言うと、初心者は下記の2つのどちらかを選べばOKです。この2つは手数料が安く、長期投資向けの商品なので、迷わずに始められます。
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- eMAXIS Slim オールカントリー
この記事では、投資信託の手数料の種類や注意点、そしてなぜ初心者はeMAXIS Slimで十分なのかを詳しく解説します。
手数料の罠にはまらず、賢く投資を始めましょう!
投資信託ってどう選べばいい?初心者が迷いやすいポイント
何を基準に選べばいいの?
投資信託には数千種類の商品があります。そのため、初心者の多くが「どれを選べばいいかわからない」と迷ってしまいます。
よくある選び方として、
- 証券会社の「人気ランキング」から選ぶ
- 名前を聞いたことがある商品を選ぶ
- 高いリターンが期待できそうなものを選ぶ
といった方法がありますが、これは大きな落とし穴 です。
では投資信託の商品が優良かどうかを判断するには何をチェックすればよいのでしょうか?それは手数料です。
投資信託の商品を選ぶ際は手数料をチェックしよう。
投資信託のコスト(手数料)が重要な理由
投資信託は長期間運用することで利益を得るのが基本です。しかし、手数料が高い商品を選んでしまうとリターンを手数料が食いつぶしてしまう可能性があります。
同じリターン5%の投資信託でも、手数料によってリターンに大きな差が生じます。
例えば、100万円を年5%で20年間運用すると、運用成績は次のようになります。
手数料0.1%の商品 | 手数料1.5%の商品 | |
実質のリターン | 4.9% | 3.5% |
運用成績 | 約265万円 | 約207万円 (58万円の差!) |
このように、長期運用すると数10万円~数100万円の違いになることもあります。
手数料は「ちょっと高いくらいなら問題ない」と思われがちですが、手数料を軽視すると将来の資産形成に大きな影響を与えるのです。
知らないと損する!投資信託にかかる3つの手数料
購入時手数料|無料の証券会社を選ぶべき
投資信託を購入する際にかかる手数料のことです。一般的に銀行や証券会社の窓口で購入すると3%程度かかることが多いです。
例えば、100万円分の投資信託を購入すると、手数料3%なら3万円が引かれ、実際の投資額は97万円になってしまうということです。
楽天証券やSBI証券を利用すれば、購入時手数料が無料(ノーロード)の投資信託を選べます。
信託報酬|運用中にかかるコストのチェックが重要
投資信託を保有している間、運用会社に支払う手数料です。これが毎年かかるため、長期間運用すると大きな差になります。
例:信託報酬が1.5%と0.1%の投資信託を20年間運用した場合
信託報酬が0.1% | 信託報酬が1.5% | |
手数料負担 | 約4万円 | 約58万円 |
信託報酬が0.1%程度の低コスト商品を選ぶことが大切です。
売却時手数料|出金時のコストにも注意
投資信託を解約するときにかかる手数料です。最近は無料の商品が増えていますが、一部の投資信託では1%程度の手数料がかかることもあります。
売却時手数料が無料の商品を選びましょう。
初心者は手数料が安くて実績のある投資信託を選ぼう
楽天証券・SBI証券なら購入手数料が無料
初心者が投資信託を選ぶ際は購入時手数料が無料の証券会社を使うのが基本です。
楽天証券・SBI証券 | 銀行窓口や一部の証券会社 |
購入時手数料無料の商品が豊富 | 手数料が高いので注意! |
「eMAXIS Slim」シリーズは信託報酬が安い
「eMAXIS Slim」という商品は信託報酬が業界最安水準の投資信託で、多くの投資家に選ばれています。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | eMAXIS Slim オールカントリー | |
信託報酬 | 0.0814% | 0.05775% |
銘柄ページ | 楽天証券のページ SBI証券のページ | 楽天証券のページ SBI証券のページ |
NISAでの購入 | 可能 | 可能 |
各商品の手数料は楽天証券・SBI証券の下記ページでそれぞれ確認できます。
低コスト投資信託が長期運用に向いている理由
手数料が安いと長期運用でリターンが最大化されます。初心者は低コストの商品を選び、じっくり運用することが成功のカギです。
結論!初心者はこの2つのどちらかを選べばOK
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | eMAXIS Slim オールカントリー |
米国の代表的な500社に投資できる | 世界中の株式に分散投資できる |
過去の実績では高い成長率を記録 | 1本で全世界の経済成長に乗れる |
信託報酬が業界最低水準 | 信託報酬が低く、長期向け |
最初から細かくこだわる必要はありません。
NISAの枠でも購入可能ですので、まずはこの2つのどちらかを買って、投資を始めることが大事です。
まとめ
投資信託を選ぶ際の注意点について説明しました。
- 投資信託は手数料の罠に注意しよう!
- 購入手数料・信託報酬・売却手数料を抑えることが重要
初心者は手数料が安いeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)かeMAXIS Slim オールカントリーのどちらかを楽天証券かSBI証券で購入するのがオススメです。
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